徳島の方より相続についてのご相談
2019年07月16日
Q:亡くなった父に借金がありました。相続したくないのですが…(徳島)
先日徳島に住む父が亡くなり相続の手続が必要になったので、遺産整理をしました。父は自宅以外にも徳島にいくつか不動産を所有していたのと、預貯金についてはだいたい把握していたのですが、それ以外に借金があることがわかりました。他にも借金があるのではないかと不安です。また、相続について調べてみると、借金も相続をしなければならないという情報があり更に不安になったのでご相談させていただきました。本当に借金も相続する必要があるのでしょうか?(徳島)
A:借金も預貯金、不動産等と同様に相続財産になります。
相続財産には預貯金や不動産をはじめとするプラスの財産と、借金などのマイナスの財産があります。単純承認といって財産の全てを相続する相続方法を選択した場合にはこのプラスの財産とマイナスの財産の全てを相続することになります。
また、住宅ローンや連帯保証人の地位も相続の対象となりますので、相続が発生した際にはきちんと財産調査をしてから相続方法を決定しましょう。財産調査は私共のような専門家に依頼することも可能ですのでご不安な方は専門家に依頼するのも方法です。
住宅ローンについては、団体信用生命保険に加入している場合がありますので確認をしましょう。この保険に加入している場合には、ローン契約者が返済の途中で死亡または高度障害となった場合は、契約者に代わって生命保険会社が残りのローンを支払ってくれるというものになります。この制度により住宅ローンを清算することが可能になるので、住宅ローンを組んでいる方は団体信用生命保険に加入しているかの確認が重要です。
なお、相続方法には上記のようにすべての財産を相続する単純承認のほかに相続放棄・限定承認という3つの方法があります。こちらの相続放棄・限定承認については期限内に家庭裁判所への手続きが必要となりますので、一般の方が知識のない状態で進めるにはハードルが高い手続きとなるでしょう。(期限内に何もお手続きをしないでいると単純承認したと扱われます)被相続人に借金やローン、連帯保証人などがある場合はなるべく早めに専門家へと相談をすることをおすすめします。
徳島相続遺言相談センターでは相続の経験豊富な専門家がご相談に対応しております。相続放棄や限定承認のお手続きや、相続が発生した際の財産調査もご依頼が可能ですので相続についてご不安がある方は当センターの無料相談をご利用ください。